このセクションでは、Kaspersky Endpoint Security の全般設定について説明します。
Kaspersky Endpoint Security の全般設定を変更したあとは、製品を再起動してください。
設定ファイルの全般設定では、次の値を指定します:
SambaConfigPath
Samba 設定ファイルを格納するディレクトリ。Samba 設定ファイルは、AllShared
または Shared:SMB
の値が Path
オプションに対して適用される際に必要です。
既定では、コンピューター上の SAMBA 設定ファイルの標準ディレクトリが指定されます。
既定値:/etc/samba/smb.conf
NfsExportPath
NFS 設定ファイルを格納するディレクトリ。NFS 設定ファイルは、AllShared
または Shared:NFS
の値が Path
オプションに対して適用される際に必要です。
既定では、コンピューター上の NFS 設定ファイルの標準ディレクトリが指定されています。
既定値:/etc/exports
TraceFolder
Kaspersky Endpoint Security によりトレースログファイルが格納されるディレクトリ。
別のディレクトリを指定する場合は、Kaspersky Endpoint Security を動作しているアカウントが、このディレクトリに対して読み取り / 書き込み権限を持っていることを確認します。
既定値:/var/log/kaspersky/kesl
TraceLevel
トレースログの詳細レベル。
使用できる値:
Detailed
- 最も詳細なトレースログ。
NotDetailed
- トレースログにはエラー通知が含まれます。
None
- トレースログを作成しません。
既定値:None
BlockFilesGreaterMaxFileNamePath
絶対パスの長さがバイト単位で指定されたパラメータの定義値を超えているファイルへのアクセスをブロックします。
スキャン対象のファイルの絶対パスがこの設定の値を超えると、オンデマンドスキャンタスクのスキャン中にそのファイルはスキップされます。
使用できる値:4096 - 33554432
。
既定値:16384
DetectOtherObjects
ハッカーがコンピューターやユーザーデータに損害を与えるために使用される可能性がある合法のソフトウェアの検知を有効または無効にします。
使用できる値:
Yes
- コンピューターやユーザーデータに損害を与えるためにハッカーが使用する可能性のある合法のソフトウェアの検知を有効にします。
No
- コンピューターやユーザーデータに損害を与えるためにハッカーが使用する可能性のある合法のソフトウェアの検知を無効にします。
既定値:No
UseKSN
Kaspersky Security Network への参加を有効または無効にします。
使用できる値:
No
- Kaspersky Security Network への参加を無効にします。
Basic
- Kaspersky Security Network(統計情報の送信なし)への参加を有効にします。
Extended
- Kaspersky Security Network(統計情報の送信あり)への参加を有効にします。
既定値:No
UseProxy
Kaspersky Security Network、製品のアクティベーション、およびアップデートの実行時におけるプロキシの使用を有効または無効にします。
使用できる値:
Yes
- プロキシの使用を有効にします。
No
- プロキシの使用を無効にします。
既定値:No
ProxyServer
プロキシサーバー設定の形式、[user[:password]@]host[:port]
。
MaxEventsNumber
Kaspersky Endpoint Security によって保存されるイベントの最大数。指定されたイベントの数を超えると、Kaspersky Endpoint Security は最も古いイベントを削除します。
既定値:500000
LimitNumberOfScanFileTasks
権限のないユーザーがコンピューターで同時に開始できる Scan_File
タスクの最大数。このパラメータは、root 権限を持つユーザーが開始できるタスクの数を制限しません。値 0
が定義された場合、権限のないユーザーは Scan_File
タスクを開始できません。
使用できる値:0 - 4294967295
。
既定値:0
本製品のインストール中に USE_GUI
の設定を yes
に指定したの場合、LimitNumberOfScanFileTasks
の既定値は 5
です。
UseSysLog
イベントに関する情報を syslog へ記録することを有効または無効にします。場合によっては、製品がイベントの生成および保存ができないことがあります。情報は syslog に保存されます。
Yes
- イベントに関する情報を syslog へ記録することを有効にします。
No
- イベントに関する情報を syslog へ記録することを無効にします。
既定値:No
UIReportsForRootOnly
グラフィカルユーザーインターフェイスからレポートの表示を有効にするかどうかを選択します。
Yes
- root ユーザーのみ GUI でレポートの表示を許可します。
No
- root 権限のないユーザーに GUI でレポートの表示を許可します。また、root 権限のないユーザーは最大 5 個のオブジェクトスキャンタスクを作成、開始できます。
既定値:No
EventsStoragePath
Kaspersky Endpoint Security がイベントに関する情報を保存するデータベースファイル。
既定値:/var/opt/kaspersky/kesl/events.db